家を売却することの意味
|管理組合の理事をしているせいか、空き家情報が気になるようになりました。空き家ピークは2033年頃なんだそうです。今年は2016年だから・・あと17年ですね。その頃には「隣が空き家だった」なんてことになるんだろうな。ウチの両親もとっくにお墓に移転してるだろうから、今の実家は更地にして地主さんに返却してますね、きっと。
ニュースで、とあるご婦人が住み慣れた家をとあるご夫婦に売却した番組を見ました。「次の方へ引き渡しできて良かった」と喜んでいたのを見て「ああ、家って自分の代で取り壊しとかしなくてもいいんだ」と思ったのです。家って自分の物、思い出が詰まった場所・・・自分が離れる時には取り壊して更地にして売却するのが普通・・という図式が頭の中に出来上がっていたので、「引き渡し」という言葉にビックリです。
本当に「大事にしたい」という気持ちがあれば、「この家が良い」という人に転売するのって幸せなことなんですね。つい、古い家だとタダ同然で価値がない・・みたいな気持ちで諦め?ついちゃうんですが、考えようですね。
私も今の住居を出る時には、次の人が手直しして喜んで使ってもらえるように、愛情をもって大切に扱っていきたいな・・とか思ったのでした。
ここまで書いててふと気がついたんですが、家を取り壊して更地にして売却する必要にせまられるのって、相続税対策もあったんですよね。家は1つだけど、相続する人間が多い場合はお金で精算するしかないですものね。だとしたら、やはり家を売って次の人に大切に使ってもらって、売ったお金を親兄弟で分けられるような感じにできたらいいなぁ。
物と心は大切にしないと、自分の思い出が傷ついちゃいますものね。