似顔絵について思うこと

今年は中村先生のお話を聞いて「似顔絵の価値について」深く考えることができました。実は、今まで考えたこともありませんでした。

私の個人的な解釈ですが(^^;
「芸術的な要素」と「一般大衆的な娯楽要素」に大きく二分されると思います。

私の頭はド硬いので「似顔絵で食っていけないと一人前じゃない」みたいに思い込んでしまうのですが、その考えだと頂点に立つ数名の人間しか生き残れません。
そして私のような凡人がどんなに頑張って努力しても、才能と環境に恵まれた方と同じ土俵に立てるなんて数回生まれ変わっても無理な事実です。

ほんの数名の方を「芸術的要素の専業似顔絵師」、私のような人間を「大衆要素の兼業似顔絵師」として「似顔絵には両方の要素が存在しあってお互いに支えあっている」と考えていいのでは?と思うようになりました。

兼業似顔絵師はいろんなお仕事を兼業して、「私は兼業似顔絵師です」と胸張って生きていいんだなと。食っていけなくても似顔絵が大好きで続けていくのが生きていく理由なんですから。
似顔絵がもっと身近になって、誰でも気軽に習ったり、イベントで似顔絵を比較的安価で描いてもらって楽しんだり・・そこからネクストステージを目指せる人達がいればいいな・・と。

私が似顔絵を描いていて気がついたことは「自己肯定感と成功体験を味わうことができる」ということです。
似顔絵には「正解」がありません、描き手によって表現はさまざまです。
描き手には子供もいれば青年も、ご高齢の方もいて、目標とするハードルも手近な物であったり遠くのゴールだったりです。線一本でも一塗りでも成功体験につながります。

まずは「自分が身近な存在であれ、楽しい似顔絵であれ」を目指して、いろいろな行事に参加して人脈と視野を広げていくのを2023年の目標にしたいと思います。

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