呪詛に近し-1/2
|先日、赤ちゃん人形を持って実家に行ったのですが、人形を見せる前に、私の顔を見るなり「お母さんはもうダメ」が始まりました。「このまま話を聞いたら飲み込まれてしまう」と話を遮って人形を取り出して説明を・・・と、速攻で「声がうるさい!スイッチ切れ」と完全拒否でした。
ガーン・・軽い拒否は想像していたもののここまでハッキリとは。心ポッキリ。己の心の平穏のためにもしばらくは実家に近寄らないことにしました。もう親の顔を見て怒りたくないですもん。
母親に会うととても辛くなるのはどうしてだろう?と考えました。母親が何を私に言っているのか?を思い出してみると、
- 自分の不安
- 自分の体調不良
- 自分の伴侶のこと
- 自分の息子のこと
- 自分はどうしたら元に戻れる?
- 自分の死後のこと
・・・のエンドレス。私は母親にとって「不安を吐き出す装置」のような便利のいい物のように感じました。
「辛い」「不安」が呪詛のように私に降りかかって身動き取れないのを少し離れた場所にいる私が感じました。必死に「デイケアに行ってみたら?お散歩してみたら?」と抵抗を示しても「お父さんが嫌がってる」と母親の否定感は何も改善を受け付けません。本当かどうか?もわからないし。
「どうしたらいいの?いい方法はないの?」とぐるぐる考え続ける毎日。
「お母さんのことを考えて」「お母さんを助けて」「お母さんを」「お母さんを」の念に囚われて、常に考えて調べ物をしたり、何か買ってやったり、自分の時間を楽しむ余裕がありません・・・ん?これって憑依されてる?????
次第に心は「私は両親の面倒を見れない出来の悪い娘」というラップに包まれて思考停止。その上に自分のことになかなか集中できないので「私は何も生み出せない人間」というラップまでがかかっていくんです。重たい!重たすぎるー!こっちが呼吸できない。
やっぱり憑依だー!こりゃヤバーイ!!!この泥沼から脱出するには自己肯定感をあげて対抗するしかないです。ご近所さんとすれ違っても笑顔が遅れるなんてヤバイでしょ。さっそく手を打つことにしました。(続く)