階段の怪
|月曜の20時ごろピンポーンとチャイムが鳴り「1階のXXですが・・」と男性+お年寄りの声がドアホンから聞こえた。
(XXさん?ウチの階には居ないなぁ?)と思いつつ出てみると、自治会会報を手にした70歳くらいのご老人が「班長さんですか?」とオドオドしながら私に聞いてきた。
私:「違いますよ、それにここは階段で班が違うので・・・そちらは何班ですか?」
老:「越してきたばかりで・・・家の者にまかせてあるので分からないんです」
私:「え~と?どんなご用ですか?」
老:「自治会の班長さんが・・・ゴニョゴニョ・・・ありがとうございました」(帰ろうとする)
私:「え?大丈夫ですか?いいんですか?」
老:「大丈夫です」
と、ソソクサと階段を下りていったのだが、なんだかこっちは腑に落ちない(夕飯の支度途中だったし)。それに手にしている会報は会計報告なので班長に何か話をするような内容ではないし。
様子を見ながら「少しピヨピヨの世界に足を踏み入れちゃってるのかな?」と思ってしまった。
だとしたら、こんな時間に家を出てしまったご老人を家族が探しているのでは?と思ったら「しまった!部屋番号を聞いておくんだった!」と、自分の頭の回転が悪いが残念で仕方ないのであった。
だいたい、夜の8時に4階の我が家にピンポイントで来るなんて・・なんだか不思議というか怖いというか・・これが若い男の人ならドアを開けなかったかも(汗)